御目通おめどほ)” の例文
かけすゞり此處こゝへとおくよりばれて、最早もはや此時このときわがいのちもの大旦那おほだんな御目通おめどほりにてはじめよりのことを申、御新造ごしんぞ無情むじやうそのまゝにふてのけ、じゆつもなしはうもなし正直しやうぢき我身わがみまも
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さしいそがせられすでに伊豆守殿御屋敷おやしき御玄關おげんくわんへ懸て奉行ぶぎやう越前守伊豆守殿へ内々ない/\御目通おめどほり致度と申入るに取次の者此趣このおもむきを申上ければ伊豆守殿不審ふしんに思はれ奉行越前は昨夜さくやの内に御役おやく御免を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)