“抒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
75.0%
なら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舎人等の歌二十三首は、素直に、心情をべ、また当時の歌の声調を伝えて居る点を注意すべきであるが、人麿が作って呉れたという説はどうであろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一日の生活のある一片を捉えるのもいゝし、ある感情の波動をべるのもいゝし、ある思想に形を与えるのもいゝし、人と人との会話のある部分を写すのもいゝと思う。
文章を作る人々の根本用意 (新字新仮名) / 小川未明(著)
其頃そのころ武内たけのうち富士見町ふじみちやう薄闇うすぐら長屋ながやねづみ見たやうなうちくすぶつてながら太平楽たいへいらくならべる元気がぼんでなかつた
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)