“化益”の読み方と例文
読み方割合
けやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
周公、孔子は死して再び興ることなし、化益けやくは一世に限る。いわゆる死して天地に帰すというのは、ただこれ空無なるのみ。仏はすなわち、しからず。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
しかるに静御前義経公に別れ給いし妄念もうねんにや夜な夜な火玉となりて右井戸よりいでし事およそ三百年そのころおい飯貝村に蓮如上人れんにょしょうにん諸人を化益けやくましましければ村人上人を相頼あいたのみ静乃亡霊を
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)