小国寡民しょうこくかみん
放翁東籬の記にいふ、 「放翁告帰(退官して隠居すること)の三年、舎東の茀地(草の生ひしげる土地)を闢く。南北七十五尺、東西或ひは十有八尺にして贏び、或ひは十有三尺にして縮まる。竹を插んで籬と為す、其地の数の如し。五石瓮(かめ)を※め、泉を瀦 …