“輓近”の読み方と例文
読み方割合
ばんきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仄聞そくぶんするところによれば、クロオデル大使はどう云ふわけか、西洋輓近ばんきんの芸術に対する日本人の鑑賞力に疑惑を抱いてゐるさうである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
然らば、この輓近ばんきん、「探偵小説」流行の現象は、一体何ういう風に解釈すべきなのであろうか。そういう点から問題を考えて見よう。
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
随って輓近ばんきんの如く驚くべき国民的大活動を生じ、その結果として新日本の文明、即ち世界の大問題たる東西両文明の統一を得たのである。
日本の文明 (新字新仮名) / 大隈重信(著)