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述
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の
ふりがな文庫
“
述
(
の
)” の例文
「いろんな方法があって、一々
述
(
の
)
べきれないが、
素人
(
しろうと
)
に判りよい方法を三つ四つ、数えてみよう。まずお月様を征服することじゃ」
遊星植民説
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
山
(
やま
)
がたといひ
出
(
だ
)
して、
土地
(
とち
)
の
樣子
(
ようす
)
からその
性質
(
せいしつ
)
を
述
(
の
)
べて、そこに
青々
(
あを/\
)
と
芽
(
め
)
を
出
(
だ
)
した
野菜
(
やさい
)
の
色
(
いろ
)
を、
印象深
(
いんしようぶか
)
くつかんで、
示
(
しめ
)
してゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
すべてがいかにも
清
(
きよ
)
らかで、
優雅
(
ゆうが
)
で、そして
華美
(
はで
)
な
中
(
なか
)
に
何
(
なん
)
ともいえぬ
神々
(
こうごう
)
しいところがある。とても
俺
(
わし
)
の
口
(
くち
)
で
述
(
の
)
べ
尽
(
つく
)
せるものではない。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
下女
(
げぢよ
)
は「
左樣
(
さやう
)
で
御座
(
ござ
)
いましたか、どうも」と
簡單
(
かんたん
)
に
禮
(
れい
)
を
述
(
の
)
べて、
文庫
(
ぶんこ
)
を
持
(
も
)
つた
儘
(
まゝ
)
、
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
の
仕切
(
しきり
)
迄
(
まで
)
行
(
い
)
つて、
仲働
(
なかばたらき
)
らしい
女
(
をんな
)
を
呼
(
よ
)
び
出
(
だ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
私
(
わたし
)
はばけものといふものは
非常
(
ひぜう
)
に
面白
(
おもしろ
)
いものだと
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
るので、
之
(
これ
)
に
關
(
くわん
)
するほんの
漠然
(
ばくぜん
)
たる
感想
(
かんさう
)
を、
聊
(
いさゝ
)
か
茲
(
こゝ
)
に
述
(
の
)
ぶるに
過
(
す
)
ぎない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
▼ もっと見る
前
(
まへ
)
にも
述
(
の
)
べたやうに、
金解禁
(
きんかいきん
)
の
準備中
(
じゆんびちう
)
に、
海外
(
かいぐわい
)
から
來
(
き
)
た
思惑投機
(
おもわくとうき
)
の
如
(
ごと
)
きは、
其
(
その
)
巨額
(
きよがく
)
ならざることも
凡
(
およ
)
そ
明
(
あきら
)
かになつて
居
(
ゐ
)
ることであるから
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
衣食住の事は
述
(
の
)
べ
終
(
おは
)
りたるを以て是より
器具
(
きぐ
)
の方に移るべし。コロボックルは如何なる器具を用ゐしやと云ふ事を考ふるには三つの據有り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
我
(
わ
)
が
所謂
(
いはゆる
)
文学者
(
ぶんがくしや
)
とはフィヒテが“
Ueber
(
ユーバル
)
das
(
ダス
)
Wesen
(
ウエーゼン
)
des
(
デス
)
Gelehrten
(
ゲレールテン
)
”に
述
(
の
)
べたてし、七むづかしきものにあらず。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
新石器時代
(
しんせつきじだい
)
に
人類
(
じんるい
)
が
造
(
つく
)
つたものには、
前
(
まへ
)
に
述
(
の
)
べました
石器
(
せつき
)
や
土器
(
どき
)
などの
他
(
ほか
)
に、なほ
非常
(
ひじよう
)
に
大
(
おほ
)
きなすばらしい
物
(
もの
)
があります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
そして、
厚
(
あつ
)
くお
礼
(
れい
)
を
述
(
の
)
べて、これから
諸国
(
しょこく
)
の
神社仏閣
(
じんじゃぶっかく
)
を
参拝
(
さんぱい
)
するとき、あなたの
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
をもお
祈
(
いの
)
りしますといいました。
二番めの娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ハワイの
火山
(
かざん
)
のように
海底
(
かいてい
)
から
盛
(
も
)
り
上
(
あが
)
つて
出來
(
でき
)
たものは、
鎔融状態
(
ようゆうじようたい
)
に
於
(
おい
)
て
比較的
(
ひかくてき
)
に
流動
(
りゆうどう
)
し
易
(
やす
)
い
性質
(
せいしつ
)
を
持
(
も
)
つてゐることは、
前
(
まへ
)
にも
述
(
の
)
べた
所
(
ところ
)
であるが
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「お
暑
(
あつ
)
うござんすねどうも」おつぎは
襷
(
たすき
)
をとつて
時儀
(
じぎ
)
を
述
(
の
)
べながらおつたへ
茶
(
ちや
)
を
侑
(
すゝ
)
めた。三
人
(
にん
)
は
暫
(
しばら
)
く
沈默
(
ちんもく
)
して
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
私
(
わたくし
)
は
貴方
(
あなた
)
が
總
(
すべ
)
てを
綜合
(
そうがふ
)
する
傾向
(
けいかう
)
を
有
(
も
)
つてゐるのを、
面白
(
おもしろ
)
く
感
(
かん
)
じ
且
(
か
)
つ
敬服
(
けいふく
)
致
(
いた
)
したのです、
又
(
また
)
貴方
(
あなた
)
が
今
(
いま
)
述
(
の
)
べられた
私
(
わたくし
)
の
人物評
(
じんぶつひやう
)
は、
唯
(
たゞ
)
感心
(
かんしん
)
する
外
(
ほか
)
は
有
(
あ
)
りません。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それから
後見
(
こうけん
)
に
附
(
つ
)
けて
貰
(
もら
)
うて、
覺束無
(
おぼつかな
)
げに
例
(
れい
)
の
入場
(
にふぢゃう
)
の
長白
(
つらね
)
を
述
(
の
)
べるのも
嬉
(
うれ
)
しう
無
(
な
)
い。
先方
(
さき
)
が
如何
(
どう
)
思
(
おも
)
はうとも、
此方
(
こっち
)
は
此方
(
こっち
)
で、
思
(
おも
)
ふ
存分
(
ぞんぶん
)
に
踊
(
をど
)
りぬいて
還
(
かへ
)
らう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
わたしたちはおばさんに礼を
述
(
の
)
べて、ともかくなにか食べ物を食べようと思って、パン屋を
探
(
さが
)
しに町へ行った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
小林氏もまた、大劇場をもつ
抱負
(
はうふ
)
のある事を
述
(
の
)
べられた。これは直ぐにも實行力のある人の仕事であるから、確固たるもので、早晩實現されるものに相違ない。
むぐらの吐息
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
或
(
あ
)
るよく晴れた日、須利耶さまは
都
(
みやこ
)
に出られ、童子の
師匠
(
ししょう
)
を
訪
(
たず
)
ねて色々
礼
(
れい
)
を
述
(
の
)
べ、また
三巻
(
みまき
)
の
粗布
(
あらぬの
)
を
贈
(
おく
)
り、それから半日、童子を
連
(
つ
)
れて歩きたいと
申
(
もう
)
されました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ゾラの書いた大部の連続小説の中に、数代に
亘
(
わた
)
るルゴン・マカール家の遺伝が
述
(
の
)
べられている。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
と
仰
(
おほ
)
せられました。その
女官
(
じよかん
)
がさっそく
竹取
(
たけと
)
りの
翁
(
おきな
)
の
家
(
いへ
)
に
出向
(
でむ
)
いて
勅旨
(
ちよくし
)
を
述
(
の
)
べ、ぜひ
姫
(
ひめ
)
に
逢
(
あ
)
ひたいといふと、
翁
(
おきな
)
はかしこまつてそれを
姫
(
ひめ
)
にとりつぎました。ところが
姫
(
ひめ
)
は
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
大佐
(
たいさ
)
功
(
こう
)
成
(
な
)
り
將
(
まさ
)
に
朝日島
(
あさひじま
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
せんとする
瞬時
(
わづか
)
前
(
まへ
)
、
震天動地
(
しんてんどうち
)
の
大海嘯
(
おほつなみ
)
の
爲
(
ため
)
に、
秘密造船所
(
ひみつざうせんじよ
)
の
倉庫
(
さうこ
)
碎
(
くだ
)
けて、十二の
樽
(
たる
)
の
流失
(
りうしつ
)
した
事
(
こと
)
から、
遂
(
つひ
)
に
今回
(
こんくわい
)
の
大使命
(
だいしめい
)
に
立到
(
たちいた
)
つた
迄
(
まで
)
の
大略
(
あらまし
)
を
述
(
の
)
べ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
取り打ち連れ立ちて行き
乍
(
なが
)
ら彼の旅人に打ち對ひ
小腰
(
こごし
)
を
屈
(
かゞ
)
め偖々惡者に付られ難儀千萬の處貴君の御救ひにて何事なく
誠
(
まこと
)
に御禮は言葉に盡し
難
(
がた
)
しと
慇懃
(
いんぎん
)
に禮を
述
(
の
)
べつゝこの旅人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
少くとも
好都合
(
かうつがふ
)
の条件の一つに数へられなければならぬ筈である。この点は僕も君の説に少しも異議を
述
(
の
)
べる必要はない。同時に又君も僕の説に異議を述べる必要はない筈である。
解嘲
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
豈
(
あに
)
此
(
この
)
最終
(
さいしう
)
の一夜に
臨
(
のぞ
)
んで
怨
(
うら
)
みを
述
(
の
)
ぶべけんや、
若
(
も
)
し此探検中
雨
(
あめ
)
に
逢
(
あ
)
ふこと
多
(
おほ
)
かりせば尚二倍の日子を
要
(
よう
)
すべく、病人も生ずべく、
為
(
た
)
めに半途帰路に
就
(
つ
)
くか或は
冒進
(
ぼうしん
)
して餓死に
陥
(
おちゐ
)
るか
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
ですから、ジェンナーの伝を書くにあたっては、どうしても
天然痘
(
てんねんとう
)
のおそろしさを
述
(
の
)
べておかねばなりません。多分みなさんはペストやコレラのおそろしさを知っておられるでしょう。
ジェンナー伝
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
而
(
しか
)
して
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く偶然の機會よりして偶然の殺戮を見得るが故に、一
見
(
けん
)
して
淺薄
(
せんはく
)
にして
原因
(
げんいん
)
もなきものゝ
種
(
たね
)
なる、この
書
(
しよ
)
の
眞價
(
しんか
)
は
實
(
じつ
)
に
右
(
みぎ
)
に
述
(
の
)
べたる
魔力
(
まりよく
)
の
所業
(
しよげふ
)
を
妙寫
(
みようしや
)
したるに
於
(
おい
)
て存するのみ。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
和尚
(
おしょう
)
さんは
猫
(
ねこ
)
のこうまんらしく
述
(
の
)
べ
立
(
た
)
てる
口上
(
こうじょう
)
を、にこにこして
聞
(
き
)
きながら
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
発見者
(
はっけんしゃ
)
は、
老人
(
ろうじん
)
の
家
(
うち
)
のすぐとなりに
住
(
す
)
んでいて、
去年
(
きょねん
)
あたり
開業
(
かいぎょう
)
した
島本守
(
しまもとまもる
)
という
医学士
(
いがくし
)
だつたが、
島本医師
(
しまもといし
)
は、
警察
(
けいさつ
)
へ
事件
(
じけん
)
を
通報
(
つうほう
)
すると
同時
(
どうじ
)
に、
大要
(
たいよう
)
次
(
つぎ
)
のごとく、その
前後
(
ぜんご
)
の
事情
(
じじょう
)
を
述
(
の
)
べた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
すなはち立ちて、「集会において時間の約を守るべきこと」につきて
述
(
の
)
ぶ。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
と正三君は日ごろ感じているままを
述
(
の
)
べた。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
報告者は、一気に
述
(
の
)
べた。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それを
雨
(
あめ
)
のために、
匂
(
にほ
)
ひが
和
(
やは
)
らげられて、ほとんど、あるかないかのように、しんみりとしたふうに
香
(
かを
)
つて
來
(
く
)
る、と
述
(
の
)
べてゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
細君
(
さいくん
)
は
宗助
(
そうすけ
)
を
見
(
み
)
るや
否
(
いな
)
や、
例
(
れい
)
の
柔
(
やはら
)
かい
舌
(
した
)
で
慇懃
(
いんぎん
)
な
挨拶
(
あいさつ
)
を
述
(
の
)
べた
後
(
のち
)
、
此方
(
こつち
)
から
聞
(
き
)
かうと
思
(
おも
)
つて
來
(
き
)
た
安井
(
やすゐ
)
の
消息
(
せうそく
)
を、
却
(
かへ
)
つて
向
(
むか
)
ふから
尋
(
たづ
)
ねた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
あなた
方
(
がた
)
がそれを
受
(
う
)
け
入
(
い
)
れるか、
入
(
い
)
れないかは
全
(
まった
)
く
別
(
べつ
)
として、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
私
(
わたくし
)
の
眼
(
め
)
に
映
(
えい
)
じたままを
率直
(
あからさま
)
に
述
(
の
)
べて
見
(
み
)
ることに
致
(
いた
)
します。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
以上
(
いじやう
)
述
(
の
)
べた
所
(
ところ
)
を
總括
(
そうくわつ
)
して、
化物思想
(
ばけものしさう
)
はどういふ
所
(
ところ
)
に
最
(
もつと
)
も
多
(
おほ
)
く
發達
(
はつたつ
)
したかと
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
るに、
化物
(
ばけもの
)
の
本場
(
ほんば
)
は
是非
(
ぜひ
)
熱帶
(
ねつたい
)
でなければならぬ
事
(
こと
)
が
分
(
わか
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「いろんな実験です。数百種も、数千種も、いろいろな実験をこの部屋ですることができます。みんな
述
(
の
)
べきれません」
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
よしありましても、
直線
(
ちよくせん
)
などを
細
(
ほそ
)
く
切
(
き
)
り
込
(
こ
)
んだもので、
前
(
まへ
)
に
述
(
の
)
べた
土器
(
どき
)
のように、
曲線
(
きよくせん
)
だとか
繩
(
なは
)
だとか
莚
(
むしろ
)
だとかの
形
(
かたち
)
を
押
(
お
)
したものは
見當
(
みあた
)
りません。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
第一種の方には
略製
(
りやくせい
)
にして胸部の
搆造
(
かうざう
)
詳
(
つまびらか
)
ならざるものも有れど大概は右に
述
(
の
)
べしが如くなるべし。兩種共樣々の
模樣
(
もやう
)
有り。殊に
渦卷
(
うづま
)
き形を多しとす。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
男
(
おとこ
)
は、いくたびもお
礼
(
れい
)
を
述
(
の
)
べて、そこを
立
(
た
)
ち
去
(
さ
)
りました。そのうしろ
姿
(
すがた
)
を
女
(
おんな
)
の
人
(
ひと
)
は、
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
そうに
見送
(
みおく
)
っていました。
窓の下を通った男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
但
(
たゞ
)
し
地震
(
ぢしん
)
の
起
(
おこ
)
り
樣
(
よう
)
、
即
(
すなは
)
ち
地震
(
ぢしん
)
はいかなる
場所
(
ばしよ
)
に
於
(
おい
)
てどんな
作用
(
さよう
)
で
起
(
おこ
)
るかの
大體
(
だいたい
)
の
觀念
(
かんねん
)
を
得
(
う
)
るため、
地球
(
ちきゆう
)
の
表面
(
ひようめん
)
に
近
(
ちか
)
き
部分
(
ぶぶん
)
の
構造
(
こうぞう
)
を
述
(
の
)
べさして
貰
(
もら
)
ひたい。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「どうも
御馳走樣
(
ごつゝおさま
)
でがした」と
義理
(
ぎり
)
を
述
(
の
)
べて
土間
(
どま
)
の
下駄
(
げた
)
をがら/\
掻
(
か
)
き
探
(
さぐ
)
つてがや/\
騷
(
さわ
)
ぎながら
歸
(
かへ
)
り
掛
(
か
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
私
(
わたくし
)
は
貴方
(
あなた
)
が
総
(
すべ
)
てを
綜合
(
そうごう
)
する
傾向
(
けいこう
)
をもっているのを、
面白
(
おもしろ
)
く
感
(
かん
)
じかつ
敬服
(
けいふく
)
致
(
いた
)
したのです、また
貴方
(
あなた
)
が
今
(
いま
)
述
(
の
)
べられた
私
(
わたくし
)
の
人物評
(
じんぶつひょう
)
は、ただ
感心
(
かんしん
)
する
外
(
ほか
)
はありません。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
同時
(
どうじ
)
に
爲替相場
(
かはせさうば
)
の
調節
(
てうせつ
)
、
國際貸借
(
こくさいたいしやく
)
の
改善
(
かいぜん
)
に
此上
(
このうへ
)
もない
次第
(
しだい
)
と
考
(
かんが
)
へる。
尚
(
な
)
ほ
前
(
まへ
)
に
述
(
の
)
べた
如
(
ごと
)
く、
金解禁
(
きんかいきん
)
は
日本内地
(
にほんないち
)
から
見
(
み
)
てもさうであるが、
海外
(
かいぐわい
)
から
見
(
み
)
れば一
層
(
そう
)
の
大問題
(
だいもんだい
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
わたしはそれからどうして犬が一時十五分ごろ寺にいたか、その理由を
述
(
の
)
べろと言われた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
三十錢は安いやうでまだ高いがこれは
單
(
たん
)
に觀劇料ばかりではない。食べものも含んでゐるので、最初から好むところを
述
(
の
)
べると、切符は赤、青、白、などの色によつて食事券をも代用する。
むぐらの吐息
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
山の頂上に出で
其後
(
そのご
)
国境
(
こくけう
)
とする所を
踏
(
ふ
)
みて
帰
(
かへ
)
らんとするを云ふなり、二派各其
困難
(
こんなん
)
の度を比較して
利害得失
(
りがいとくしつ
)
を
述
(
の
)
べ、甲論乙駁
容易
(
ようゐ
)
に
决
(
けつ
)
せず、数時間を
経
(
へ
)
て
遂
(
つひ
)
に水源論
多数
(
たすう
)
を
占
(
し
)
め之れに一决す
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
と私は思っている通りを
述
(
の
)
べた。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
渡邊橋
(
わたなべばし
)
の天一坊の
旅館
(
りよくわん
)
へ
遣
(
つか
)
はさる兩人は
玄關
(
げんくわん
)
より
案内
(
あんない
)
に及べば取次は
遠藤
(
ゑんどう
)
東次右衞門なり出て
挨拶
(
あいさつ
)
に及ぶに兩人の
與力
(
よりき
)
の申には我々は
西
(
にし
)
町奉行松平日向守
組與力
(
くみよりき
)
なるが天一坊殿に
御重役
(
ごぢうやく
)
御意
(
ぎよい
)
得
(
え
)
たし少々
御伺
(
おうかゞ
)
ひ申度儀ありと
述
(
の
)
ぶ
取次
(
とりつぎ
)
の遠藤東次右衞門は
早速
(
さつそく
)
奧へ
斯
(
かく
)
と通ぜんと
先
(
まづ
)
兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若
(
も
)
し
化物學
(
ばけものがく
)
といふ
學問
(
がくもん
)
がありとすれば、
今
(
いま
)
まで
述
(
の
)
べた
事
(
こと
)
は、
其
(
その
)
序論
(
じよろん
)
と
見
(
み
)
るべきものであつて、
茲
(
こゝ
)
には
只
(
たゞ
)
序論
(
じよろん
)
だけを
述
(
の
)
べた
事
(
こと
)
になるのである。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
お
爺
(
じい
)
さんの
述
(
の
)
べる
所
(
ところ
)
はまだしッくり
私
(
わたくし
)
の
胸
(
むね
)
にはまりませんでしたが、しかしそれが
一
(
ひ
)
ト
方
(
かた
)
ならず
私
(
わたくし
)
の
好奇心
(
こうきしん
)
をそそったのは
事実
(
じじつ
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
さうして
其
(
その
)
人世觀
(
じんせいくわん
)
は
口
(
くち
)
で
述
(
の
)
べるもの、
頭
(
あたま
)
で
聞
(
き
)
くものでは
駄目
(
だめ
)
であつた。
心
(
こゝろ
)
の
實質
(
じつしつ
)
が
太
(
ふと
)
くなるものでなくては
駄目
(
だめ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“述”の意味
《名詞》
(じゅつ) 述べること。また、述べ説かれたことを書きとったもの。
(出典:Wiktionary)
述
常用漢字
小5
部首:⾡
8画
“述”を含む語句
述懷
申述
前述
述作
述懐
陳述
叙述
著述
御述懐
略述
述斎
口述
記述
縷述
可申述
述立
述而不作
代女述意
祖述
林述斎
...