“叙述”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょじゅつ66.7%
じよじゆつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父はその男をこう荒っぽく叙述じょじゅつしておいて、その男とその家の召使とがある関係に陥入おちいった因果いんがをごく単簡たんかんに物語った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
少なくとも、その叙述じょじゅつの半ばに近い部分がそれに費されていることは、いなみがたいことのように思える。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
たゞ震災防止しんさいぼうしにつき、少年諸君しようねんどくしや現在げんざい小國民しようこくみんとしても、また他日たじつ國民人物こくみんじんぶつ中堅ちゆうけんとしても自衞上じえいじよう、はた公益上こうえきじよう必要ひつようくべからざる事項じこう叙述じよじゆつせんとするものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
時計とけいよりはむし宗助そうすけ叙述じよじゆつはうおほくの興味きようみつて、泥棒どろぼうはたしてがけつたつてうらからにげげるつもりだつたらうか、またげる拍子ひやうしに、がけからちたものだらうかとやう質問しつもんけた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)