“勅旨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょくし66.7%
ちよくし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路傍からの勅旨ちょくしなどとは、そもそも、前例もない奇怪事である。だが、天皇はすでに、ついそこの奈良街道の途中まで来て、迎えを、お待ちうけであるという。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年に一回京都の宮廷から、公卿くげが江戸に下って、将軍家に政治上の勅旨ちょくしを伝える例になっていた。その天奏衆てんそうしゅうの江戸滞在中、色いろ取持ちするのが、この饗応役だった。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
おほせられました。その女官じよかんがさっそく竹取たけとりのおきないへ出向でむいて勅旨ちよくしべ、ぜひひめひたいといふと、おきなはかしこまつてそれをひめにとりつぎました。ところがひめ
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)