“ちょくし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勅使33.3%
勅旨33.3%
直子16.7%
直指16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勅使ちょくし御下向ごげこう饗応役きょうおうやくに』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年に一回京都の宮廷から、公卿くげが江戸に下って、将軍家に政治上の勅旨ちょくしを伝える例になっていた。その天奏衆てんそうしゅうの江戸滞在中、色いろ取持ちするのが、この饗応役だった。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
伝心月叟でんしんげっそうと今は名まで変えたりとはいえ、主の幸村は、真田昌幸が直子ちょくし、その実兄の信幸のぶゆきは、現に、徳川系の諸侯のひとり。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔生は朝廷から差遣さけんせられて地方を巡察する直指ちょくしさかろうたがために官をめさせられたが、いろいろのことに妨げられてかえることができなかった。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)