“じきし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
直仕33.3%
直指33.3%
直紙33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将軍家に直仕じきし召さるる安房どのへ、これ以上の御昵懇ごじっこんは、おためにもならぬことと思うて——わざと草庵へ帰って来た。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
禅は何らの扮飾も見ない。直指じきし人心だ。赤裸と赤裸だ。いやその赤裸すら禅にはないのだ。しかも機応自由の中に世を見つくす、世を生きぬく。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
美濃判みのばん」などという言葉が広まっているのは、ここの仕事の栄えたのを語ります。古くは「直紙じきし」ともいいましたが、広く「書院紙しょいんし」の名が聞えます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)