トップ
>
哺
>
の
ふりがな文庫
“
哺
(
の
)” の例文
婦人はやがて烈しき産痛の後に分娩すれば、
生児
(
せいじ
)
に乳を
哺
(
の
)
ませる。小便をさせる。始終汚れた
襁褓
(
おしめ
)
を取り換えてやらなければならぬ。
現代の婦人に告ぐ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
現在七つのうち二つははなはだ痩せ衰えているから、三太太は暇があると母兎を捕えて、小兎を一つ一つ順番に腹の上に並べて乳を
哺
(
の
)
ませた。
兎と猫
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
これなる
清
(
せい
)
の乳を
哺
(
の
)
まして八
歳
(
さい
)
までは養育したが、もう八歳にもなったから返してくれろとの頼みに依り、早速親許へ引渡した時に、其の方の実父角右衞門より長らく忰が御厄介になり
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
畑に働いている者は上衣を取りに帰るな。皆その場から、着のみ着のまま大急ぎで避難しろ。その日には
孕
(
みごも
)
りたる女と、乳を
哺
(
の
)
まする女とは
禍害
(
わざわい
)
なるかな。このことの冬起こらぬように祈れ。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
哺
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
“哺”を含む語句
発哺
哺育
哺乳
反哺
哺乳動物
哺乳類
哺時臥
哺養
發哺