“発哺”のいろいろな読み方と例文
旧字:發哺
読み方割合
はっぽ33.3%
ほっぽ33.3%
ほつぽ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四、五年前、信州の発哺はっぽ温泉に行きましたが、あの急な山道を平気で歩いて登りました。
だ夏季に汗と藪と牛蝨うしじらみに苦しみながら、この高原に遊ぶことは余り人に勧められない。尤も熊の湯や発哺ほっぽ温泉に浸りながら、高原の風致を味わい得るものと思う人は格別である。
発哺ほつぽ、上林、地獄谷、熊の湯なぞのひとかたまりの温泉地帯があるのだが、ここは最近相当に都人士の入りこむところで、なんとなく一同の食指が動かず、そのほかに浅間温泉とか
逃げたい心 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)