どん)” の例文
どんも石獅も、思わず居住居いずまいを直した。この臭気も又、忠誠から発するにおいであったかと心を打たれたからである。忠義は、赤穂藩だけのものではなかったと思った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
泉岳寺の寺僧で、一人は一どんといい、一人は石獅せきしという者だった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)