“呑口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のみくち60.0%
のみぐち20.0%
スパウト20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒樽さかだるが引つくり返つて、呑口のみくちが飛んだと見えて、店中が酒の洪水こうずゐだ、——訊いて見ると、一刻ばかり前、江戸の人が通りかゝつて、のどかわくからと、冷で一杯所望し、それを呑むうち
店頭みせさきへ来て、桝飲ますのみをきめ込むてあいも、日に二人や三人はあるんだから、そういう奴が飛び込んだら、ここの呑口のみぐちをこうひねって、桝ごと突き出してやるんさ。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
この通りの姿勢をって、ここにぶら下っているこのズック製の呑口スパウトを、こちらの機関車のサイド・タンクの潜口マンホールへ向けて充行あてがい、給水タンクの開弁を促すために右でこの鎖を握り締めて
気狂い機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)