“充行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あてが50.0%
あてがわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喬介は撥形鶴嘴ビーターを受取ると、その柄先の穴を、例の鉄棒のさき充行あてがってグッと押えた。するとスッポリふさがって、撥形鶴嘴ビーターは鉄棒へぶら下った。
気狂い機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
この通りの姿勢をって、ここにぶら下っているこのズック製の呑口スパウトを、こちらの機関車のサイド・タンクの潜口マンホールへ向けて充行あてがい、給水タンクの開弁を促すために右でこの鎖を握り締めて
気狂い機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
慰められつつ自分に充行あてがわれてある二階の室へ這入って仕舞った、余は直ぐに元の客間へ帰って行くも何となく極りが悪く、少し廊下でグズグズして凡そ二十分も経った頃一同の前へ出たが
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)