“充行(あてが)” の例文
喬介は撥形鶴嘴(ビーター)を受取ると、その柄先の穴を、例の鉄棒の尖(さき)に充行(あてが)ってグッと押えた。するとスッポリ填(ふさが)って、撥形鶴嘴(ビーター)は鉄棒へぶら下った。
気狂い機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
この通りの姿勢を執(と)って、ここにぶら下っているこのズック製の呑口(スパウト)を、こちらの機関車のサイド・タンクの潜口(マンホール)へ向けて充行(あてが)い、給水タンクの開弁を促すために右掌(て)でこの鎖を握り締めて
気狂い機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)