湖水みづうみ)” の例文
山の一方が低くなつて樹木の梢と人家の屋根とに其麓をかくしてゐるあたりから、湖水みづうみのやうな海が家よりも高く水平線を横たへてゐる。
冬日の窓 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
Bitterlakeビタレーキ といふ湖水みづうみが見ゆ小鴉こがらすのむれ飛びをるは何するらむか
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
魔王嶽まわうがたけ絶頂いたゞきなる湖水みづうみ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)