“田鼠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たねずみ25.0%
でんそ25.0%
むぐらもち25.0%
むぐら12.5%
もぐら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまの鼹鼠もぐら田鼠たねずみの形を、およそ三百倍したほどな、黒い影が二つ三つ五つ六つ、瓜畑の中へ、むくむくといて、波を立てて、うねって起きた。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
古の君子これを使えば必ずこれに報ゆ、猫を迎うるはその田鼠でんそを食うがためなり、虎を迎うるはその田豕でんしを食うがためなり、迎えてこれを祭るなりとあって
昔みし田鼠むぐらうづらの山ざくらしてののちは花もちらほら
冬枯の草で蔽われているところを田鼠もぐらが恣に歩くので、掘りかえされた土が小さい山の様になって幾つも見えていた。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)