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たねずみ
ふりがな文庫
“たねずみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
田鼠
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田鼠
(逆引き)
いまの
鼹鼠
(
もぐら
)
、
田鼠
(
たねずみ
)
の形を、およそ三百倍したほどな、黒い影が二つ三つ五つ六つ、瓜畑の中へ、むくむくと
湧
(
わ
)
いて、波を立てて、うねって起きた。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
田鼠
(
たねずみ
)
や
化
(
な
)
りおほせても草隱れ
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
溜息
(
ためいき
)
吐
(
つ
)
いてる、草の
茂
(
しげみ
)
を、ばさり、がさがさと、つい、そこに黒く
湧
(
わ
)
いて、月夜に何だか薄く動く。あ、とお優さんは、
媚
(
なまめ
)
かしい色を乱して
裾
(
すそ
)
を縮めました。おや、
鼹鼠
(
もぐら
)
か、
田鼠
(
たねずみ
)
か。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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