“屋舎”の読み方と例文
読み方割合
おくしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大講会だいこうえにつかった屋舎おくしゃをこわして、夜の明けがたに、ひとり、のこらず、御岳みたけの山からおりてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二三の漁火ぎょかの星の如く、遠くちらつくと、稀に、銚子行汽船の過ぐるに当り、船燈長く波面にゆるき、金蛇隠現いんけんする如きを見るのみにして、樹林無く、屋舎おくしゃ無く、人語馬声無く、一刻一刻
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)