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打捨
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うちすて
ふりがな文庫
“
打捨
(
うちすて
)” の例文
殘念
(
ざんねん
)
に存じ
怒
(
いか
)
りの餘り
打捨
(
うちすて
)
んと思ひ
詰
(
つめ
)
たる
事由迄
(
ことがらまで
)
委細
(
ゐさい
)
に申立たり又久兵衞は己れが
惡巧
(
わるだく
)
みを
押隱
(
おしかく
)
し
是非々々
(
ぜひ/\
)
百兩の
云懸
(
いひがか
)
りを通して文右衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
斯くて
風月
(
ふうげつ
)
ならで訪ふ人もなき嵯峨野の奧に、世を隔てて安らけき
朝夕
(
あさゆふ
)
を樂しみ
居
(
ゐ
)
しに、世に在りし時は弓矢の
譽
(
ほまれ
)
も
打捨
(
うちすて
)
て、狂ひ
死
(
じに
)
に死なんまで
焦
(
こが
)
れし横笛。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
押取觀念しろと云ながら
片端
(
かたはし
)
よりばらり/\と打拂ひければ
瞬間
(
またゝくひま
)
に八九人の雲助共殘らず
擲
(
たゝ
)
き倒され
這々
(
はう/\
)
の
體
(
てい
)
にて散々に逃行ける故半四郎は其儘
打捨
(
うちすて
)
足
(
あし
)
を早めて此所を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
失
(
うしな
)
ふ
基
(
もとゐ
)
成
(
なる
)
べきにより
内濟
(
ないさい
)
にし給へと
種々
(
さま/″\
)
に
説
(
とき
)
勸
(
すゝ
)
めると雖もお常は一
向
(
かう
)
承知せず
却
(
かへ
)
つて長兵衞迄も
散々
(
さん/″\
)
に
罵
(
のゝし
)
りける故長兵衞も今は
是非
(
ぜひ
)
なく
打捨
(
うちすて
)
ければ
終
(
つひ
)
に彌太郎の方より訴訟にこそ及びけれ
然
(
され
)
ば大岡殿是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
捨
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
“打捨”で始まる語句
打捨置
打捨置難
打捨難