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其間
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そのあいだ
ふりがな文庫
“
其間
(
そのあいだ
)” の例文
其間
(
そのあいだ
)
に村人の話を聞くと、大紙房と小紙房との
村境
(
むらざかい
)
に一間の
空家
(
あきや
)
があつて十数年来
誰
(
たれ
)
も住まぬ。それは『
鬼
(
き
)
』が
祟
(
たたり
)
を
作
(
な
)
す為だと云ふ。
雨夜の怪談
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
此毛は実は
白髪
(
しらが
)
ですぜ白髪を此様に染めたのですぜ、染てから一週間も経つと見え
其間
(
そのあいだ
)
に五厘ばかり延びてコレ根の方は延びた丈け又白髪に成て居ます(荻)成る程白髪だ
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
菓子器と
歌留多
(
かるた
)
の箱があったので叮嚀に何れも蓋を取て中を
検
(
しら
)
べ、
軈
(
やが
)
てもとのようにすると、押入を開けて本箱の中から数冊の書籍や前年度の日記を撰り出して精密に調べ始めた、
其間
(
そのあいだ
)
に渡邊は
誘拐者
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
其間
(
そのあいだ
)
も彼は山椿の枝を放さなかった。紅い
蕾
(
つぼみ
)
は
疾
(
と
)
くに砕けて
了
(
しま
)
ったが、恋しき女の
魂魄
(
たましい
)
が宿れるもののように、彼は
其
(
そ
)
の枯枝を大事に抱えていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其間
(
そのあいだ
)
にも酒や
博奕
(
ばくち
)
や女狂いや、悪い道楽は何でも
為尽
(
しつく
)
した。
斯
(
こ
)
うなると、二人が仲にも温かい春の続こう筈はない。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
或
(
あるい
)
は偶然かも知れぬが、
其間
(
そのあいだ
)
に何かの関係が有るらしくも思われるので、人々は自ずと
此
(
こ
)
のお杉を忌み
且
(
かつ
)
恐るるようになった。で、お杉は山𤢖を手先に
遣
(
つか
)
うとも伝えられた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“其”で始まる語句
其
其処
其方
其處
其様
其許
其奴
其所
其儘
其後