“そのうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソノウチ
語句割合
其中70.8%
其内18.5%
其間4.6%
其裡3.1%
其家1.5%
近日1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其中そのうちにお腹もくちくなり、親の肌で身体もあたたまって、とろけそうない心持になり、不覚つい昏々うとうととなると、くくんだ乳首が抜けそうになる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「だから、無理むりをしても、もう一二ヶげつところだけあはせるから、其内そのうちうかしてくださいと、やすさんがふんだつて」
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其間そのうちに、『お穴樣あなさま』を探檢たんけんする必用ひつようかんじて、東面とうめん參詣者さんけいしやまへから横穴よこあななかり、調査てうさをはつてそとると、鐵條網てつでうもうへだてられた參詣人さんけいにんなかから。
其此方そのこなたにはひのき帳場格子ちやうばがうしがありまして、其裡そのうちに机を置き、しきり帳合ちやうあいをしてるのが主人あるじ
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
其家そのうちはたいした身代しんだいだから、なんとかいふのある結構けつこうな石でこしらへた立派りつぱ井戸ゐどださうだ。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
先生が地球が円いというけれど、乃公には何うもう思えない。教場に地球がある。是は全く円い。しかしあれむく空虚がらんどか分らないから、近日そのうちに穴を明けて見よう。乃公は空虚として置く。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)