“年端”の読み方と例文
読み方割合
としは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その安宅という青年が邸に来たとき、妾は彼があまりに年端としはもゆかない様子なのを見て、一体何の用で来たのか会ってみたくなった。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「なるほど、其方そちはまだ年端としはもゆかぬ。御後室と丹波と、予とのあいだに、いかなるもつれが深まりつつあるか、よくは知らぬのであろう」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
年端としはのゆかない少年に声を掛けられて、一寸迷惑そうな様子をみせた者も、そのひたむきなまなざしを見て、驚いたらしい。