“煩惱劫苦”の読み方と例文
読み方割合
ぼんなうごふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くらゐ人臣を極め、一門の榮華は何れの國、何れのにもためしなく、齡六十に越え給へば、出離生死しゆつりしやうじ御營おんいとなみ、無上菩提の願ひの外、何御不足なにごふそくのあれば、煩惱劫苦ぼんなうごふくの浮世に非道の權勢を貧り給ふ淺ましさ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)