“御先手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさきて66.7%
ごせんて33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここらは小役人や御先手おさきての組屋敷のあるところで、辻の片側には少しばかりの店屋があります。その荒物屋の前に荷をおろして、近在の百姓らしい男が柿を売っていました。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
小普請組支配の廃止、火付け盗賊改めの廃止、中奥御小姓なかおくおこしょう同御番の廃止、御持筒頭おもちづつがしらの廃止、御先手おさきて御留守番と西丸御裏御門番と頭火消役四組との廃止なぞも、またその結果だ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その御先手ごせんてには、ぜひ、せがれ範資のりすけ貞範さだのり氏範うじのりらの若者輩わかものばらをお使い願わしゅう存じまする
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)