“御先手組”の読み方と例文
読み方割合
おさきてぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元禄げんろく年間のことであった。四谷左門殿町に御先手組おさきてぐみの同心を勤めている田宮又左衛門たみやまたざえもんと云う者が住んでいた。
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
刊行の著書に『柳湾漁唱』三巻、『林園月令』二十四冊、その他『晩唐詩選』、『金詩選』の如き纂著さんちょ数種がある。その男俊蔵は御先手組おさきてぐみ与力よりきで文人画を善くし霞舫と号した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)