“立願”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうがん50.0%
リフグワン30.0%
りつがん10.0%
りふぐわん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其には、難波にあるそつの殿の立願りゅうがんによって、仏前に読誦とくしょうした経文の名目が、書きつらねてあった。其に添えて、一巻の縁起文が、此御館へ届けられたのである。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
其には、難波にある帥の殿の立願リフグワンによつて、佛前に讀誦した經文の名目が、書き列ねてあつた。其に添へて、一卷の縁起文が、此御館へ屆けられたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
佐殿にも、言伝ことづてて給え。聞けば朝夕、読誦どくじゅのおつとめ正しく、法華経何巻とか、手写の立願りつがんあるとか、噂にも承るが、つまらぬ仏道あそびは、京都への策か知らぬが、程々になすったらどうかと。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まと手拭てぬぐひにてかしらをつゝみ此處に這入はひり通夜をなし一心にをつとが災難をのがれる樣になさしめ給へと立願りふぐわん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)