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立願
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りゅうがん
ふりがな文庫
“
立願
(
りゅうがん
)” の例文
其には、難波にある
帥
(
そつ
)
の殿の
立願
(
りゅうがん
)
によって、仏前に
読誦
(
とくしょう
)
した経文の名目が、書き
列
(
つら
)
ねてあった。其に添えて、一巻の縁起文が、此御館へ届けられたのである。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
案ずるに三七二十一日の
立願
(
りゅうがん
)
の二十日の夜は昨夜に過ぎて今夜しもこの
咒咀主
(
のろいぬし
)
が満願の夜にあらざるなきか。予は氷を以て五体を撫でまわさるるが如く感せり。
黒壁
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
畳御幣は中にご
立願
(
りゅうがん
)
の文句を書いてたたみ込むのが普通ですから、墨の跡の見えるのが当然ですが、しかしその書かれてあった祈願の文句なるものが、すこぶる不審でした。
右門捕物帖:25 卒塔婆を祭った米びつ
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
よも天台の
立願
(
りゅうがん
)
ではあるまい。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さらに開運のきざしをすら見せなかったので、新たに八幡宮へ三七二十一日のご
立願
(
りゅうがん
)
を掛けようとお参りにやって行くと、はからずもその境内にいぶかしきひとりの占い者が居合わせて
右門捕物帖:06 なぞの八卦見
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞