“ねか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
37.5%
25.0%
12.5%
就褥12.5%
根懸12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘「いゝえ親一人子一人でございます、長い間の病気で薬代や何かの為に何もかも売り尽しまして、只今では雇人も置かれません故、親父をねかしつけておいて一人で参ります」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
たづさへ次の間へ至りて見れば彼若者は居ず大膳不審ふしんに思ひさるにてもたしか此處ここねかせしに何方いづかたへもゆく氣遣きづかひなしと此所彼所とさがして奧座敷へ至れば此はそも如何いかに若者は二でふだいの上に威儀ゐぎ堂々だう/\おそなくひかへたれば兩人はきも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「おねかい……します。どうか妾の春雄の……相手をしないで……下さいませ」
光の中に (新字新仮名) / 金史良(著)
「妾、おねかいすることがあります」
光の中に (新字新仮名) / 金史良(著)
……乳母おんばさききゃれ。ひめにようつたへたもれ、家内中かないぢゅうはや就褥ねかしめさと被言おしゃれ、なげきにつかれたればむるはぢゃうぢゃ。ロミオは今直いますぐまゐらるゝ。
今度は珊瑚珠さんごじゅ根懸ねかけが出た。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)