“ねがへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寢返27.3%
寐返18.2%
寝返18.2%
根返9.1%
臥反9.1%
臥返9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りしが甲夜よりして枕に着たるゆゑなるか夜半の鐘に不斗ふとを覺し見ればかたへにお光のをらぬにさて雪隱せついんへでも行きたるかと思うてやほら寢返ねがへりなし煙草たばこのまんと枕元を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たまの日曜にちえううしてゆつくりそらだけでも大分だいぶちがふなとおもひながら、まゆせて、ぎら/\する少時しばらく見詰みつめてゐたが、まぼしくなつたので、今度こんどはぐるりと寐返ねがへりをして障子しやうじはういた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
(お客様きやくさまがあるよ。)といつて寝返ねがへおとがした、さら寝返ねがへおとがした。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
與吉よきち身體からだれようといふいへは、すぐ間近まぢかで、一ちやうばかりくと、たもとに一ぽん暴風雨あらし根返ねがへして横樣よこざまになつたまゝ、なかれて、なか青々あを/\とした、あはれな銀杏いてふ矮樹わいじゆがある、はし一個ひとつ
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
もつとも取返しが附いてもとの身の上になつたからつて、ちつとも好い事はない、もつと不好いけない事もあつた……で、臥反ねがへりを打つて、心の中で
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
「出るわけはありませんよ、庵室は此通りたつた二た間、鐵童が臥返ねがへりを打つたのも解ります」
今宵こよひの中に御役御免をねがへ今宵こよひか明日は御親子御對顏ごたいがんあるに相違さうゐなし然すれば是迄つくせし千辛萬苦せんしんばんくも水のあわとなり諸天善神へ祈誓きせいかけし甲斐もなく嗚呼あゝ是非ぜひもなし明朝みやうてう六ツの時計を相※あひづせがれ忠右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)