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ねがえり
ふりがな文庫
“ねがえり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
寝返
75.0%
輾転
12.5%
転臥
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝返
(逆引き)
自分がこんな事をぐるぐる考えているうちに、
蚊帳
(
かや
)
の中に死人のごとくおとなしくしていた
嫂
(
あによめ
)
が、急に
寝返
(
ねがえり
)
をした。そうして自分に聞えるように長い
欠伸
(
あくび
)
をした。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ねがえり(寝返)の例文をもっと
(6作品)
見る
輾転
(逆引き)
寝付が悪いというお久が今夜は
熟
(
よく
)
睡
(
ねむ
)
って、寝坊だと笑われている自分が今夜は
何
(
ど
)
うして睡られそうもないので、お菊は幾たびか
輾転
(
ねがえり
)
した。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
その途端に、隣に寝ていたお久が不意に
此方
(
こっち
)
へ向いて
輾転
(
ねがえり
)
を打った。お菊は
吃驚
(
びっくり
)
して見かえると、それを相図のようにお熊は
窃
(
そっ
)
と起った。どこかで
既
(
も
)
う一番鶏の歌う声が聞えた。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ねがえり(輾転)の例文をもっと
(1作品)
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転臥
(逆引き)
微笑を含みてこの
光景
(
ありさま
)
を見し浪子は、日のまぶしきに
眉
(
まゆ
)
を
攅
(
あつ
)
め、目を閉じて、うっとりとしていたりしが、やおらあなたに
転臥
(
ねがえり
)
して、編みかけの
韈
(
くつした
)
をなで試みつつ、また縦横に編み棒を動かし始めぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ねがえり(転臥)の例文をもっと
(1作品)
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