輾転ねがえり)” の例文
旧字:輾轉
寝付が悪いというお久が今夜はよくねむって、寝坊だと笑われている自分が今夜はうして睡られそうもないので、お菊は幾たびか輾転ねがえりした。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その途端に、隣に寝ていたお久が不意に此方こっちへ向いて輾転ねがえりを打った。お菊は吃驚びっくりして見かえると、それを相図のようにお熊はそっと起った。どこかでう一番鶏の歌う声が聞えた。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)