“おまいり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
参詣73.7%
御参詣15.8%
御参5.3%
御詣5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞いてくれ、聞いてくれ、静かに聞け! 俺は土屋庄三郎だ! 去年の春だ、桜の夜だ、甲府の神社やしろ参詣おまいりに行った。その時年寄りのきぬ売りがいた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此が奥の院と申す事で、えゝ、貴方様あなたさま御意ぎょいの浦安神社は、其の前殿まえどのと申す事でござります。御参詣おまいりを遊ばしましたか。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そこへ御参おまいりをするには、どんなにあしの達者なものでも途中で一晩明かさなければならないので、森本も仕方なしに五合目あたりで焚火たきびをして夜の寒さをしのいでいると、下かられいの響が聞えて来たから
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御祖母様おばばさまが雨がふっても風がふいても毎日毎日一日もかかさず御しゃか様へ御詣おまいりを遊ばす御百度おひゃくどをなされ御父様の御病気一日も早く御全快を
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)