“まゐり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マヰリ
語句割合
25.0%
25.0%
12.5%
参上12.5%
参詣12.5%
參詣12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『お前なぞは男だから、成長おほきくなつたら、いくらでもお墓まゐりが出来るけれど、わたしなどは女だから、ねえおつかさん。……でも、一生に一度はおまゐりしたい!』
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「明神樣へおまゐりをしてから、定吉は境内にある見世物が見たいと申しましたが、私は頭痛持で、あんなものを見ると、眠られなくて困りますので定吉だけを入れて、私は一人外に待つて居りました」
相※に外廓の見附は何も〆切しめきりたり斯て越前守の役宅へ近付ければ只今たゞいま天一坊樣いらせられたり開門せよと呼れば此日は池田いけだ大助門番を勤め何天一坊がまゐりしとや天一坊は越前守が吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こゝに又和歌山の城下じやうかより五十町みち一里半ほどざいに平澤村といふ小村こむらあり此處へ先年せんねん信州者にて夫婦にむすめ一人ひとりつれし千ヶまゐりの平左衞門と申者來りぬ名主なぬし甚兵衞は至て世話好せわずきにて遂に此三人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
五重塔の仕事を私に為せていたゞきたい、それで参上まゐりました、川越の源太様が積りをしたとは五六日前聞きました、それから私は寐ませぬは、御上人様
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「稲荷さんの御利益ごりやくだつせ、わてあの汽車で京まで帰つて来て、すぐ稲荷さんへお参詣まゐりする積りだしたのやらう、神さんのお力たら偉いもんだすなあ、伏見にゐて下関まで目が届くんだすよつてな。」
乳母 おまへ今日けふはお參詣まゐりてもいといふお許可ゆるしましたかえ?