“まうで”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此のあたりにかうよろしき人の住むらんを今まで聞えぬ事はあらじを、は都人の三七三つ山まうでせしついでに、海めづらしくここに遊ぶらん。
江の島まうでの一行が、暴風雨の爲に棧橋さんばしが落ちて島に閉ぢ籠められ、そのうちの一人、徳力屋千之助が、雨の止んだ深夜の海の凄まじい樣子を見物すると言つて宿を脱出ぬけだし、數百尺の大斷崖から落ちて
田辺が家は御明みあかし灯心とうしんたぐひを商ひぬれば、二一八所せく人の入りたちける中に、都の人の忍びのまうでと見えて、いと二一九よろしき女一人、丫鬟わらは一人、二二〇たき物もとむとてここに立ちよる。
四四あてなるわたりの御方とは見奉るが、三つ山まうでやし給ふらん。