“おまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御前50.0%
25.0%
御詣16.7%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米およね御前おまい子供こども出來できたんぢやないか」とわらひながらつた。御米およね返事へんじもせずに俯向うつむいてしきりにをつと脊廣せびろほこりはらつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
するとしゅっこが、吉郎、おまい上流かみから追って来い、追へ、追へ、と云ひながら、自分はだまって立って見てゐた。吉郎は、口をあいて手をひろげて、上流かみから粘土の上を追って来た。
さいかち淵 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
河上家代々の墓をつえたたいても、手でり動かしても浩さんはやはり塹壕の底にているだろう。こんな美人が、こんな美しい花をげて御詣おまいりに来るのも知らずに寝ているだろう。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私はそこへおまいりに行きたいのですけれども、そこへ行きますと例の関所がありますので、関所の役人などたちに逢うたり、あるいは山都の中にはどうせ猜疑さいぎ心の深い商人あきんども居るであろう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)