おまい)” の例文
きんさんおまい情無い、わたしにそんなことを聞かなくちゃアならない事をしておくれかエ。エ、エ、エ。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
するとしゅっこが、吉郎、おまい上流かみから追って来い、追へ、追へ、と云ひながら、自分はだまって立って見てゐた。吉郎は、口をあいて手をひろげて、上流かみから粘土の上を追って来た。
さいかち淵 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
するとしゅっこが、吉郎、おまい上流かみからって来い、追え、追え、と云いながら、じぶんはだまって立って見ていた。吉郎は、口をあいて手をひろげて、上流から粘土ねんどの上を追って来た。
さいかち淵 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それもそうだろうがおまいそうして当らない時はどうするつもりだエ。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
どうしてもおまい聞きたいのかエ。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)