“おんまへ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五位の入道 苦しさうにまなこり上げた儘、西、西と申された。——や、とかうするうちに、もう日暮ぢや。途中に暇を費してゐては、阿弥陀仏の御前おんまへおそれ多い。では御免ごめんかうむらうか。
往生絵巻 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わが心、頌歌ほめうたを負ひて重く、御前おんまへにむかふも苦しげなり。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
「毘沙門さまの御前おんまへ黒雲くろくもさがつた(モウ)」 (衆人おほぜい)「なんだとてさがつた(モウ)」(山男)「よねがふるとてさがつた(モウ)」とさゝらをすりならす。