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御前
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おんまへ
ふりがな文庫
“
御前
(
おんまへ
)” の例文
「毘沙門さまの
御前
(
おんまへ
)
に
黒雲
(
くろくも
)
が
降
(
さがつ
)
た(モウ)」 (
衆人
(
おほぜい
)
)「なんだとてさがつた(モウ)」(山男)「
米
(
よね
)
がふるとてさがつた(モウ)」とさゝらをすりならす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
お
祈
(
いのり
)
したりして居たんですよ、私もう——
怖
(
こは
)
くて怖くて神様の
御前
(
おんまへ
)
へ出られないんですもの——
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
されば狂女の
門
(
かど
)
に在る間は、
大御明尊
(
おおみあかしのみこと
)
の
御前
(
おんまへ
)
に
打頻
(
うちしき
)
り
祝詞
(
のりと
)
を唱ふるにあらざれば
凌
(
しの
)
ぐ
能
(
あた
)
はず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
五位の入道 苦しさうに
眼
(
まなこ
)
を
吊
(
つ
)
り上げた儘、西、西と申された。——や、とかうするうちに、もう日暮ぢや。途中に暇を費してゐては、阿弥陀仏の
御前
(
おんまへ
)
も
畏
(
おそ
)
れ多い。では
御免
(
ごめん
)
を
蒙
(
かうむ
)
らうか。
往生絵巻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
わが心、
頌歌
(
ほめうた
)
を負ひて重く、
御前
(
おんまへ
)
にむかふも苦しげなり。
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
▼ もっと見る
「毘沙門さまの
御前
(
おんまへ
)
に
黒雲
(
くろくも
)
が
降
(
さがつ
)
た(モウ)」 (
衆人
(
おほぜい
)
)「なんだとてさがつた(モウ)」(山男)「
米
(
よね
)
がふるとてさがつた(モウ)」とさゝらをすりならす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「ハヽヽヽ、君の様に悲観ばかりするものぢや無いサ、天下の富を集めて剛造
輩
(
はい
)
の腹を
肥
(
こや
)
すと思へばこそ
癪
(
しやく
)
に
障
(
さは
)
るが、之を梅子と云ふ
女神
(
めがみ
)
の
御前
(
おんまへ
)
に献げると
思
(
お
)
もや、何も怒るに足らんぢや無いか」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
かくてわれ、
相撲
(
すまふ
)
の身を屈する如く、
御前
(
おんまへ
)
にあり
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
“御前”の意味
《名詞》
前・面前の丁寧語。
貴人・住職などの尊敬語。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“御前”で始まる語句
御前様
御前崎
御前体
御前立
御前橘
御前方
御前山
御前態
御前相伴衆
御前達