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丫鬟
読み方 | 割合 |
あかん | 40.0% |
わらは | 20.0% |
あくわん | 20.0% |
じょちゅう | 20.0% |
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初めて
其の
耦を
喪うて
鰥居無聊、
復出でて遊ばず、
但門に
倚つて
佇立するのみ。十五
夜三
更尽きて
遊人漸く
稀なり。
丫鬟を見る。
田辺が家は
御明灯心の
類を商ひぬれば、
二一八所せく人の入りたちける中に、都の人の忍びの
詣と見えて、いと
二一九よろしき女一人、
丫鬟一人、
二二〇薫物もとむとてここに立ちよる。
こんな事を、二人で話してゐる内に、やがて、
丫鬟の案内で、はいつて来たのを見ると、
背の高い、
紫石稜のやうな眼をした、
異形な沙門である。
「
轎に乗った女が来て、お前さんを尋ねている、
丫鬟も一人
伴れている」