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丫鬟
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わらは
ふりがな文庫
“
丫鬟
(
わらは
)” の例文
田辺が家は
御明
(
みあかし
)
灯心
(
とうしん
)
の
類
(
たぐひ
)
を商ひぬれば、
二一八
所せく人の入りたちける中に、都の人の忍びの
詣
(
まうで
)
と見えて、いと
二一九
よろしき女一人、
丫鬟
(
わらは
)
一人、
二二〇
薫
(
たき
)
物もとむとてここに立ちよる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
六八
午時
(
ひる
)
かたぶくまで尋ね
労
(
わづら
)
ひたるに、かの
丫鬟
(
わらは
)
東の方よりあゆみ来る。豊雄見るより大いに喜び、
六九
娘子
(
をとめ
)
の家はいづくぞ。
傘
(
かさ
)
もとむとて尋ね来るといふ。丫鬟打ちゑみて、よくも来ませり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
三三
丫鬟
(
わらは
)
の十四五ばかりの清げなるに、包みし物もたせ、
三四
しとどに
濡
(
ぬ
)
れて
三五
わびしげなるが、豊雄を見て、
面
(
おもて
)
さと打ち赤めて恥かしげなる
形
(
さま
)
の
貴
(
あて
)
やかなるに、
三六
不慮
(
すずろ
)
に心
動
(
うご
)
きて、
且
(
かつ
)
思ふは
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
丫
漢検1級
部首:⼁
3画
鬟
漢検1級
部首:⾽
23画