“伊勢詣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いせまい60.0%
いせまいり20.0%
いせまうで20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃ、この蛾次郎がじろうが、三つの時に、伊勢詣いせまいりのとちゅうで迷子まいごにしたおまえさんの子であったのか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いい陽気じゃないか、一つ伊勢詣いせまいりにでも往こうじゃないか」
義猫の塚 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それに、丑松を贔顧ひいきにして、伊勢詣いせまうでに出掛けた帰途かへりみちなぞには、必ず何か買つて来て呉れるといふ風であつた。斯ういふ隣同志の家の子供が、互ひに遊友達と成つたは不思議でも何でも無い。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)