伊勢詣の道連のように山本さんを頼りにして、温泉宿のある方へ軽く笑いながら随いて行った。
「久し振りに聖天さまへお詣に参りましたのでちょっとお寄りしました」と言って来た二十五、六の女があったが、後で奥さんから私に「あれはお父さんの妾なのよ」と教えられたことがある。
“詣(参拝)”の解説
参拝(さんぱい)とは、神社、寺院、教会、墓廟などの宗教施設を訪れて、神仏や死者に拝む(または祈る)行為のことである。祈願者本人に代わって参拝することは代参(だいさん)、祈願した神社や寺院に参詣せずその方角に向って参拝することは遥拝(ようはい)という。同様の言葉に「参詣(さんけい)」があるが、参拝は拝むこと(身体的な動作)に主眼があるのに対し、参詣は社寺へ詣でること(地理的な移動)に主眼がある。ただし、社寺に参拝するためにはそこへ詣でることになるので、一般には両者は同義の言葉とみなされている。特定の複数の社寺教会を続けて参拝することを巡礼・巡拝という。
(出典:Wikipedia)
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