“擡頭”の読み方と例文
読み方割合
たいとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ABCの友とは何であったか? 外見は子供の教育を目的としていたものであるが、実際は人間の擡頭たいとうを目的としていたものである。
嶄然ざんぜん、自己の位置が、ここまで擡頭たいとうして来ると、次には必然な——家康との対立がいまは避け難いものとして予想されていたのである。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
個人の意識が擡頭たいとうしてから歴史はすでに数世紀を経ました。藝術の領域では文藝復興期に始まり、哲学ではデカルトに起ったと云われます。
民芸の性質 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)