“擡上”の読み方と例文
読み方割合
もちあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
機会を待構えていた実業上の野心は忽ちムクムクと頭を擡上(もちあ)げて食指俄に動くの感に堪えなかった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
漸(ようや)く復活して頭を擡上(もちあ)げ掛けると、忽(たちま)ち復(ま)た地震のためにピシャンコとなってしまったから、文壇の山本伯というは苔(こけ)の下の二葉亭も余りありがたくないだろうが、風丰(ふうぼう)が何処か似通(にかよ)っている。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
語学の研究のため露西亜文学を渉猟し初(だ)してから何時(いつ)の間(ま)にか露国思想の感化を受けると同時に、それまで潜在していた文学的興味、芸術的意識が俄に頭を擡上(もちあ)げて来て当初の外交官熱が次第に冷め
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)