“遺誡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いかい71.4%
ゆいかい14.3%
ゐかい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、元就の遺誡いかいは、きょうまで尊重されて来た。——信長の如く、上杉、武田、徳川のごとく、積極的でなかったわけはそこにある。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主人は禅坊主が大燈国師だいとうこくし遺誡ゆいかいを読むような声を出して読み始める。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
此時このとき堂上だうじやうそう一齊いつせい合掌がつしやうして、夢窓國師むさうこくし遺誡ゐかいじゆはじめた。おもひ/\にせきつた宗助そうすけ前後ぜんごにゐる居士こじみな同音どうおん調子てうしあはせた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)