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遺誡
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いかい
ふりがな文庫
“
遺誡
(
いかい
)” の例文
で、元就の
遺誡
(
いかい
)
は、きょうまで尊重されて来た。——信長の如く、上杉、武田、徳川のごとく、積極的でなかったわけはそこにある。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この時堂上の僧は
一斉
(
いっせい
)
に
合掌
(
がっしょう
)
して、
夢窓国師
(
むそうこくし
)
の
遺誡
(
いかい
)
を
誦
(
じゅ
)
し始めた。思い思いに席を取った宗助の前後にいる
居士
(
こじ
)
も皆
同音
(
どうおん
)
に調子を合せた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
子孫に
遺誡
(
いかい
)
でも垂れた結果かも知れない。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
先帝の
遺誡
(
いかい
)
にそむくまいと、自己を神格的なものに持ちささえている
寡婦
(
かふ
)
のつよい一心が、その姿までを、氷の中の花みたいに、きびしいものに作っていた。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは開山大燈の
遺誡
(
いかい
)
の文にあった言葉かと思う。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“遺誡”の意味
《名詞》
先人が後の人に残した訓戒。遺訓。
(出典:Wiktionary)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
誡
漢検1級
部首:⾔
14画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏