“大殿祭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オホトノホカヒ62.5%
オホトノホガヒ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎年の新嘗に、特に新嘗屋其他の新室を建てる事は出来ないから、ハラへと室ほぎとを兼ねた大殿祭オホトノホカヒの祝詞の様なものも出来た。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其上、尚、大殿祭オホトノホカヒに似た意味も含まれてゐる。其家屋に住み、出入りする者に負せた一種の課役のやうなものである。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大体「新室」の祝ひであるべき事を、毎年宮廷では繰り返して、大殿祭オホトノホガヒと称へてゐた。其唱へる所の呪言も、新室ほがひと言ふ方が適切な表現を持つてゐる。
これは宮廷の大殿祭オホトノホガヒや大祓へに、山人と認定出来る者の参加する事から知れる。山人は、山の神人であり、山の巫女が山姥となつて、市日には、市に出て舞うた。此が山姥舞である。