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火箭
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かせん
ふりがな文庫
“
火箭
(
かせん
)” の例文
すると、まっ赤な
火独楽
(
ひごま
)
は、文字どおり、一
条
(
じょう
)
の
火箭
(
かせん
)
をえがいて、しかも、ピュッとおそろしい
唸
(
うな
)
りを立て、鼻かけ卜斎の顔へ
食
(
く
)
いつくように飛んでいった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その光は聖壇の
蝋燭
(
ろうそく
)
から来ているのであって、三稜形をした大燭台の前には乳香が
燻
(
た
)
かれ、その
烟
(
けむり
)
と光とは、
火箭
(
かせん
)
のように林立している小円柱を
沿上
(
へのぼ
)
って行って
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
その言葉が
火箭
(
かせん
)
のように彼を貫いたのだった。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
ときどき、地底の住民の不可解な合図のように、
火箭
(
かせん
)
のような光がスイスイと立ちのぼってくる。
人外魔境:10 地軸二万哩
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“火箭”の意味
《名詞》
火 箭(かせん、ひや)
火を点けて射る矢。
打ち上げて信号として使う艦船の火具。
(出典:Wiktionary)
“火箭(
火矢
)”の解説
火矢(ひや)とは、敵方の建築物に遠距離から火を放つための矢のこと。現代の焼夷弾に相当する投射武器の総称である。火箭(かせん)ともいう。
(出典:Wikipedia)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
箭
漢検準1級
部首:⽵
15画
“火”で始まる語句
火
火鉢
火傷
火照
火箸
火影
火焔
火桶
火光
火酒